膵臓専門外来開設のお知らせ
9月より膵臓専門外来を開設いたします。
当初は月1回の診療にて開設をさせていただきます。
診療日
毎月第1火曜日
2024年診察日
9月 | 3日(火) |
---|---|
10月 | 1日(火) |
11月 | 5日(火) |
12月 | 3日(火) |
受付時間
9:00~11:30
※専門外来は午前診療のみです。また、一般外来と受付終了時間が異なりますのでご注意ください。
予約方法
下記専用電話より予約をお取りください。
《お問い合わせ・予約専用電話》
070-4035-2107
※現在ホームページ内に予約ページを作成中です。
お問合せ
膵臓専門外来に関するお問い合わせは下記専用電話までお願いいたします。
《お問合せ・予約専用電話》
070-4035-2107
※一般診療についてなど、専門外来以外のお問い合わせは当院の代表電話にご連絡いただきますようお願いいたします。
担当医師
菊山正隆(東京女子医科大学病院 准教授)
- 日本膵臓学会(指導医、評議員)
- 日本胆道学会(指導医、評議員)
- 日本消化器病学会(専門医、指導医、支部評議員)
- 日本消化器内視鏡学会(専門医、指導医、支部評議員)
- 日本内科学会(認定内科医)
連携病院
東京女子医科大学病院 東京都立墨東病院、東京都立駒込病院など
胆道、膵臓領域の病気は診断と治療が難しい疾患であり、特に膵臓癌は早期発見が難しい癌と言われています。
しかしながら、これまでは見つけることができないと考えられてきた「ステージ0期」での診断が可能になってきています。
ステージ0期で発見できれば転移前に手術が可能で、生存率は極めて高いです。
また膵臓癌は遺伝的背景があると指摘されています。
膵臓癌の家族歴、糖尿病、飲酒、喫煙、肥満、慢性膵炎などが膵臓癌発症リスクであると言われています。
近隣の方々が気楽に胆道、膵臓領域の病気のことで相談でき、高度医療機関との連携などにより患者様一人一人にあった最良の治療の提供させていただきます。
膵臓癌早期発見ための検査(連携している医療機関で検査可能です)
MRI検査(MRCP)
造影剤を用いないで膵臓を映し出す画像検査で膵嚢胞、膵管の拡張、狭窄、途絶を見ることができます。
超音波内視鏡検査(EUS)
超音波内視鏡(EUS: Endoscopic Ultrasonography)とは先端に高解像度の超音波が備わった内視鏡です。
この超音波内視鏡 (EUS)もいわゆる「胃カメラ」と同じで口から挿入します。
超音波内視鏡 (EUS)の先端を胃壁や十二指腸壁にあてて観察を行うことで、消化管壁のすぐ向こう側にある膵臓や胆嚢などを至近距離で詳細に観察することができます。
CTやMRIにて膵臓や胆道の病気が疑われる場合に、さらに詳しく調べることが超音波内視鏡(EUS)の主な役目です。外来にて受けていただくことが可能な検査です。
超音波内視鏡下穿刺吸引法(EUS-FNA)
超音波内視鏡 (EUS)を用いて腫瘍に対して細い針を刺し、腫瘍細胞を回収する検査です。
この回収された検体を用いて組織診を行い腫瘍の診断を行います。この超音波内視鏡下穿刺吸引法(EUS-FNA)での正確な組織診断は腫瘍の治療方針決定に非常に有用です。
内視鏡的逆行性胆管膵管造影(ERCP)
内視鏡(カメラ)を口から入れて食道・胃を通り十二指腸まで進め、胆管や膵管に直接細いチューブを介して造影剤を注入して、胆嚢や胆管及び膵管の異常を詳しく調べる検査です。
膵臓細胞診(SPACE)
内視鏡を使ってチューブの一端を膵管に入れ、もう一端を鼻から出して膵液の一部を体外に引き出し、がん細胞がないかどうかを繰り返し調べる検査です。精度90%以上という非常に精密な検査です。